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「あのこは貴族」山内マリコ著

最近、この社会の男女ってほんとに平等に扱われてるの?(いやそんなわけない)ってことに興味があってフェミニズムの本をいろいろ読んでいます。

とてもおもしろくてすばらしかったので読書感想文。

あらすじは、東京生まれの箱入り娘、華子と、東京で働く地方生まれの上京組の美紀。境遇が全く違って出会うはずのなかったふたりの女性が、ある一人の男性をきっかけに巡り合って、お互いを知っていくなかで、自分を知って「自由」になっていく話。

この本も東京を舞台にフェミニズムについて上手に描かれていると聞いて読みました。

登場人物は2人の女性と1人の男性。

それって、どろどろの三角関係、キャットファイトになるんだろう?って思ったら大間違い。

女性たちが迷いながらも賢く地道に生きてく話です。

違う世界や階層に生きてるとしても、女性同士、対立する必要なんかない。

もしかして、そういう対立構造を作って、女性同士をどろどろっと闘わせて楽しんできたのは男性目線かも??

若い人と若くない人、独身女性と既婚女性、痩せてる人と太ってる人、女性アイドルと女性芸人。

実際は女性同士ってそんなにいがみあってないし、高いコミュニケーション能力でいくつになってもどんな環境でも、譲り合ったり違いを流しつつなんとなく共存していこうとしている気がする。

そういう視点に気付かせてくれる小説でした。

女性の敵は女性ではない、し、男性でもない。

男性中心で作ってきた男性のほうが優れてて正しいと思わされる「男性社会」なのかなと。