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カナダ先住民の本

図書館で借りてきた本。
「カナダ先住民の世界~インディアン、イヌイット、メティスを知る~」浅井晃 彩流社
2年前に、日本から遊びに来てくれた友だち・ふじひと一緒にUBC(ブリティッシュコロンビア大学)の人類学博物館に行ったり、「旅をする木」という星野道夫さんの本をもらったりしたことをきっかけに、先住民への興味がずっとあったので、読んでみた。

ヨーロッパ人のカナダ侵略後のわかりにくい先住民の統治の仕方とか、ヨーロッパ人に侵略されてから先住民文化を迫害されて、それに反逆して、どういうふうに今に至ってるのか、私のよく知らないカナダ東部の先住民のこととか、わかりやすい文章で説明してあった。

4000年以上も前から先住民たちが住んでいたこのカナダの土地に、つい400年位前の1600年ごろの大航海時代に、フランス人やイギリス人が来はじめて、毛皮の貿易が始まって、住み着いていくヨーロッパ人にどんどんその住む土地をうばわれていく。

このヨーロッパ人の侵略から、植民地になったり、それに対して民族の反逆があったり、自治を目指したり、白人との同化に抵抗したり。

ヨーロッパ人たちは、彼らをキリスト教に改宗させて、彼らの言語を使わせず英語を使わせて、彼らの文化的な儀式やお祭りさえも禁止した。文化を伝承させないために。

たくさんの犠牲者を出しながら、ここ20年くらいは高等教育を受けられるようになった先住民たちが、土地権の交渉や裁判をカナダ政府と繰り返して、少しずつ少しずつその権利を取り戻してる。

カナダ政府も、これまで先住民に対してしてきたことを謝罪したり、彼らに補償金を出したり、バンクーバーオリンピックでは先住民との「共生」をテーマにしたりして「仲直り」的な感じをアピールしている。

けど、遅すぎる。

彼らの文化や言語はどんどん消えているんだもん。

仕事や教育、文化の場を奪われて意欲をなくしてしまった人たちはアルコール中毒になっちゃうことが多かったし、今も、補償金でたばこやお酒、クスリに走ってホームレスになる人がほんとに多い。

でも、まだまだ良く知らないことが多くて、まだこれは私の偏見にすぎないので、もっと本を読んでみないとな。

数年前にワーホリでトロントに1年住んでいた子が、「バンクーバーって街が小さいし、ホームレスがいっぱいいすぎで治安悪くて好きじゃないの」って言ってた。
よーく知ってると思っても知らないことばっかり、ってこと。

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