info@yogahalo.net

三月の招待状

久しぶりに角田光代を読んだ。
図書館に、閉館5分前に行って、ぱっと決めた一冊。
角田光代はもう本当に大好きで、特に小説が好き。

それぞれの人物の内面とか世界観を描くのが現実的で身近な言葉や描写を使っていてすごくうまいから、どんどん入り込めちゃって、はまっちゃう。

この本も、5人の登場人物を中心にした短編集のような感じで、大学時代からのグループの5人が30代に入ってからお互いに関わり合いながら、反発しあいながら、同時に15年以上前の自分とも関わり合いながら、自分のことを考えている、お話。

新しい恋愛を通して、別れを通して、長く続いた恋愛の変化の時期を通して、それぞれが自分のことを改めて知ったり、15年前と何も変わらないなと自己嫌悪になったり。

読み始めてからどんどんそのキャラクターたちの性格が手に取るように想像できて、それぞれの中にある自分と重ね合わせたり、自分に合った出来事なんかと重ね合わせたりして、ぐんぐんはまった。
あと、何かあると居酒屋で集まって飲んだりするのが、すごいうらやましい。

ミステリーでもないのに、読んでいない時も、「あの人はこの後どうなるかな」と気になったり短い文を思い出して「あ、あの子は実は彼のこと好きなんだな。」と気づいたり。本の中のキャラクターが私の頭の中でしっかり生きている感覚がおもしろい。

いつかアメトークの「読書大好き芸人」で、読書好きのピース又吉が、本に夢中になっちゃって本に入り込んじゃってるときは、開いてる本の中に顔が近づきすぎて本の間に顔がうずもれるくらいになって、しまいには顔の上に本がきちゃってるようなときさえある。本のページをちぎって食べちゃいたいときとかある。」って言ってたけど、その開いた本に顔が埋もれちゃうような感覚、わかるなあと思う。

電車の中で読んでるのに集中しちゃって今どこか見失っちゃうときとか。

時々、英語の本も借りて読んだりするけど、やっぱりこれほどまでははまらない。
細かい表現とかわかんないし、文化も全然違うから。

映画もドラマもコメディもそう。

遠慮なく日本のもの、バンバン見て、気持ちを豊かにしよう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です